光と影


雇用主が生産性という名のもとで、ワーカーについてできる限りの情報を得たいと思っているのは事実だし、従業員はその詮索の眼から逃れたいと思っているもの。企業なんて昔からそんなものだが、この雇用主と従業員の戦いがハイテク戦争と化してきた、というのがこのエッセイの主題。


梅田望夫さん 雇用主と従業員のプライバシーをめぐる戦い より


個人的には、会社のリソースを使う限り従業員にはプライバシーはないと思う。具体的には会社のメールとか、会社のマシンと回線からアクセスする web とか。会社の中にとどまる限り「出抜いた。出抜かれた」という競争もどこかユーモラス。


しかし、この話は簡単にエスカレートするだろうな。下手したらデータを分析するという情報処理の王道でさえ問題をはらむのかもしれない。テクノロジー万歳と無邪気でいられる時代は既に過ぎたのですか?


まあ、物理学者やロケット工学者にしてみれば、半世紀前に既に通った道だけど。(-_-;